アミメウナギとくらしていく上で必要な事。
【照明の管理について】
魚の飼育において、照明時間=日照時間となります。
明るいほうが観察しやすいからとつけっぱなしではいけません。
朝になったら明るくなり、夜になったら暗くなるような部屋であれば
照明はなくとも構いませんが、観賞面、管理面においてある方が便利です。
実際の日照時間に合わせる必要はありませんが、
魚の生活サイクルを作るためにも1日8~12時間の点灯を規則正しく繰り返すことが大切です。
そのためにも、 自動的に照明の点灯消灯を行ってくれるタイマーの使用をお勧めします。
外出時も規則正しいサイクルを作ることができます。
【水換えについて】
飼育環境や餌やりの頻度、濾過の状況などによって必要な量や頻度は異なりますが、
よりよい飼育環境を整えるために水換えは必要です。
基本的には一週間に一度、全体の水量の1/3ほどを抜き、
新水(カルキを抜き、飼育水の水温と合わせたもの)を入れます。
カルキを抜くために、液体状のカルキ抜きがあると便利です。
使用する場合は規定量を守りましょう。
【濾過槽メンテナンス】
肉食魚のため餌の食べ残しや糞により水が汚れやすく、濾過槽の目詰まりが起きやすいです。
目詰まりが起こると、水質悪化や病気の発生につながります。
そのため、定期的にメンテナンスが必要です。
飼育環境によって頻度は異なりますが、水換え度に濾過槽の点検を行っておくと異変に気づきやすいです。
汚れやゴミがたまってきていたら、濾材を飼育水ですすぎ、詰まりをとります。
その際、一度にすべての濾材の清掃を行わないようにしましょう。
一度に行ってしまうとバクテリアの減少により水質悪化を招きやすくなります。
複数日に分けて行いましょう。
物理濾過用のウールマットやスポンジ等は、
水換え度に飼育水でゆすぐか、交換するといいでしょう。
ここは特に目詰まりを起こしやすいです。
【餌について】
アミメウナギは肉食魚です。
低層を泳ぐ肉食魚用の餌を参考にして与えましょう。
食べ残しは水をよく汚しますので、食べきれる量を与えるように心掛けてください。
餌をねだる姿が可愛らしくついつい沢山あげたくなってしまいますが、
肉食魚用の餌の中には消化に悪いものもあるので、過剰にあげすぎない事が大切です。
肥満防止にもなり、長生きにつながります。
同じ餌ばかりあげていると栄養が偏ったり、飽きて食べなくなることがあります。
個体によって餌の好みも違いますから、色々な餌を与えてみてください。
~主な餌の種類~
<生餌>
メダカやアカヒレ、ヌマエビ等、生きた魚やエビの事を指します。
アミメウナギの口に入るサイズを与えましょう。
中には生餌を嫌う個体もいます。
<冷凍アカムシ>
冷凍されたユスリカの幼虫です。ミミズのような見た目をしています。
これを好む熱帯魚は多く、アミメウナギもよく食べる事が多いようです。
<乾燥餌>
フリーズドライで乾燥された餌の事を指します。
オキアミを乾燥させたクリルが有名です。
嗜好性が高く餌付きやすいですが、栄養価の面から考えて単用はお勧めしません。
<人工飼料>
肉食魚用の人工飼料は沈下性の物を選びましょう。
栄養バランスもよく、手軽に与えることができます。
人工飼料を一切食べない個体もいますが、
少しずつ慣らすことによって食べる様になることもあります。
<牛ハツ・ササミなど>
よく食べる事が多いですが、これのみでは栄養が偏りますし、消化もあまり良くありません。
また、肉から出る油分により水が汚れますので与える場合は注意しましょう。
なるべく脂肪分の少ないものを選びましょう。
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